就活をする上で最初から最後まで付きまとう「自己分析」。就活の基本であり極意でもある自己分析ですが、過去の就活を終えた先輩から「もっとしっかりやっておけば良かった」と一番多く挙がります。
この記事ではそんな「自己分析をいつまでに・どこまでやれば良いのかを」大きく3つの時期観に分けて解説していきます。
- 前半期の自己分析(3年生6月〜11月)
- 中盤期の自己分析(3年生12月〜3月)
- 後半期の自己分析(3年生3月以降)
1. 前半期の自己分析(3年生6月〜10月)
■一般的な就活生は【ESの基本事項に答えられるレベル=60%に】
■外資志望学生は【10月には完成を】
就活生にとって一番最初に自己分析が求められるタイミングが夏のインターンシップ。
夏のインターンシップへの応募の際(6月〜7月)にエントリーシートの提出が求められ「学生時代に頑張ったこと」「なぜこの会社のインターンシップを希望するのか=志望理由」などオーソドックスな質問に答える上で自己分析が求められます。
上記の質問は本番の面接はもちろん、本ESの提出の際にも、中盤期の秋冬インターンシップのエントリーに対しても同様にずっと問われ続けます。
夏のインターンエントリーのタイミングでもある程度答えられるレベルにしておく必要があります。
- 自分の「強み・スキル」は何か。それをどのストーリーで伝えるか
- 自分は何に意義を感じ、どんなことがやりたいか/どんな自分になりたいか
上記の質問に答えられるようにしていきましょう。
外資コンサルティングファーム(特に戦略系ファーム)・外資投資銀行・外資メーカーなど、いわゆる外資系企業の選考を受ける皆さんはこの時期に自己分析を完成させておく必要があります。
近年、外資コンサルティングファームもBig4を中心に採用の長期化が進んでいるが、戦略系ファーム・投資銀行・外資メーカーの人気職種(多くはマーケティング)は3年生のこの時期に大多数を採用し終え、募集枠がクローズする可能性が高いので基本的にはこの時期に受けていく必要があります。
加えて前述の外資系企業は最も難度の高い企業でもあり、この時期に自己分析を完成をしておく必要があるので外資系志望の皆さんは要注意です。
2.中盤期の自己分析(3年生11月〜2月)
■一般的な就活生は【80%の完成度でオーソドックスな質問に答えられるように】
■キー局/広告などインターン多い業界志望は【12月までに完璧に仕上げる】
冬インターンへのエントリーをする上でも自己分析は必要となり、過去の就活を終えた先輩も「夏のインターンに参加しなかったが冬は参加した」と答える人が多いです。
近年は80%近くの学生が冬のインターンには参加しているので、”冬インターンへのエントリーできるレベル”を中盤期のひとつの指標にして欲しいと思います。
夏インターンに比べ、面接を実施することが多い冬のインターン。ESだけでなく、面接で口頭で確り答えられるレベルを目指して自己分析をしていきましょう。
また中盤期の就活で注意をしたい志望業界として選考時期の早いキー局志望やインターン枠の多い広告代理店。上記の志望の皆さんはこの中盤期を自己分析の完成のデットラインととらえて自己分析を進めましょう。
後半期の自己分析(3年生の3月以降)
自己分析のアウトプットを①ES②面接に大別し、以下の時期観を意識して進めましょう
■【ESでアウトプット出来るように:3月に完成】
■【面接でアウトプット出来るように:5月に完成】
自己分析のアウトプットは「①文章で伝えるES」「②口頭で伝える面接」の2つに大別されます。
多くの日系企業は、本エントリーとなるESの提出期限が4月に定められています。
ただし、2018年から3月末をESの提出期限とする企業も増えてきたので、どんな業界志望の就活生も3月を目処に”ESでアウトプット出来る自己分析”を完成させることを目安にしておきましょう。
最終フェーズとして面接のピークとなる5月を目安に「面接でのアウトプットが完璧に出来る状態」を目指して、自己分析を完成させるようにしましょう。
外資を10月に受けており、ある程度自己分析が完成している学生も日系企業を受ける場合は、その企業に焦点を当てて更に自己分析を深める必要があります。
外資企業と比較して、日系企業は「何故ウチなのか」を志望理由の中で深掘りされる傾向にあるので、自己分析を深めて臨むようにしましょう。
この記事のまとめ
自己分析は自分の志望業界に合わせて、3つの時期を意識しながら進めていきましょう。
前半期(3年生6月〜11月)
→外資志望は10月完成・一般就活生は6月に60%を目指す。
中盤期の自己分析(3年生12月〜3月)
→キー局志望・インターン枠の多い業界志望は12月に完成を。その他は80%。
後半期の自己分析(3年生3月以降)
→3月に文章ベースで100%の完成を。
→5月に口頭ベースで100%の完成を。
外資受験者も日系企業対策として志望理由に焦点を当てて更なる深掘りを