間違った自己分析は危険?失敗しない自己分析のススメ

就活終えた学生が「就職活動では、自己分析に始まり、自己分析に終わりました」と自分の就活を振り返っていました。
若干意味のわからない表現ですが、それほど、自己分析とは就職活動において重要な役割を担っているということでしょう。

これから就活を始める皆さんにとって、「どのように自己分析をすればいいのか」、「逆に何に気をつけなければいけないのか」は非常に気になることだと思います。
今回は「何に気をつけて自己分析をするべきか」について、書いていきたいと思います。

「どのように自己分析をすれば良いのか」は、ほかの記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。

<URL>
■就活初心者でも簡単! 〜元人事責任者が教える、最も効率的な自己分析法〜
■自己分析を5つのステップと時期で解説

本来自己分析をなぜやるのかと言えば、一般的な回答は以下2つでしょう。

  1.  自分の強み・弱みを知るため
  2.  自分に合う業界・企業を見つけるため

今回は「1、自分の強み・弱みを知るため」にフォーカスを当てて、自己PRを考える上で気をつけたほうが良いポイントについてまとめていきます。

「2、自分に合う業界・企業を見つけるため」については、よく志望動機を考える上で必要になるのですが、そのポイントは別の記事で紹介しますので、そちらも気になる方下記を参考にしてください。

<URL>
■自己分析で周りに差をつけろ!~志望動機編~

 

いきなり深掘りを始めてしまう

周りの先輩などから「自己分析で大切なのは、なんで?なんで?と自問自答を繰り返すことだ」と聞いたことはありませんか?
自己分析の際よく耳にする言葉です。
もちろん上記は、自己分析をして自身を企業へ伝えていく時には大切な要素の一つです。
しかし、その”深掘り”を意識するあまり、肝心のエピソード選定がおざなりになってしまっているケースが散見されます。
深く自己分析を進めていくことはもちろん大切ですが、まずは「自分の経験の棚卸し」が何より大事です。
「自分の経験の棚卸し」をしっかり行わないと何が起こるかというと、、、

自己PRが自分のPRになっていない

例えば、「俺のサークルはそこそこ大会でも上位に入ってたから、サークル活動で自己PRしよう」と早々に決めてしまうとします。
しかし、よくよく聞いてみると「学生本人のPRではなく、サークルのPRになっている」ということは実は結構多いのです。
企業の人事はあくまで、「学生本人の経験や強み」を聞きたいと思っています。
「確かに1組織としてはすごいエピソードだけど、君自身はどうなの?」となってしまっては、評価はもちろんされません。
成功体験の大きさはさほど重要なことではなく、「あなたがその成功に対してどのように関わり貢献したのか」が最も大切です。
「もしこの組織に自分がいなかったから、この成功は成し得なかった」くらい相手人事に伝えることができれば完璧ですね。

具体的アプローチ

上述の通り、成功体験の大きさが重要なのではなく、その成功体験への貢献度・関わり方が重要です。

①まずは、ご自身の経験を幅広く棚卸ししていきましょう。

②その1つ1つに自分がどのように関わっていたのか、自分のどのような強みが発揮されたのかを考えていきましょう。

③そして、複数のエピソードで共通する”強み”をピックアップして下さい。

④最後にピックアップした強みが最も発揮された、最も相手に伝えやすいエピソードを剪定します。

最後に

面接で企業人事に伝えるのが、”自身の経験だけ”にならないように意識しましょう。
あくまで自分をPRすることを忘れずに、「まず自分のPRポイントは何なのか」、そしてそれを証明するエピソードとして◯◯といった具合で考えてみてください。
また、自分1人で考えてみても中々自己分析は捗らないと思います。

意識の高い周りの就活生との出会いも探しながら、就職活動を楽しんでみてはいかがでしょうか。

<URL>
■就活のプロに相談「個別就活相談 申込み」

ABOUTこの記事をかいた人

難波 春吾

大学卒業後、メガバンクへ入社。業界・企業分析に注力。その一方で、同年代のミスマッチの現状を知り、銀行員としての業界知見を活かし、数多くの就職相談にのってきた。現在は、企業の一側面しか見えない就活の現状を変えるべく、企業・学生・大学との架け橋となる存在を目指している。