先輩体験談 ~慶應大学 文学部~

皆さんこんにちは!就活してますか?
今回は就活の先輩方の自己分析についての記事です。

先輩の方々には自己分析を振り返っていただいて、
「これ役に立ったよ!」「これもっとやっておけばよかったな~」等様々な意見をもらっています。

正解の無い自己分析だからこそ、先輩の経験はとても参考になります。
詰まった時、自分の自己分析に不安になった時、たまの息抜き等、
自分のニーズに合わせて活用してください。

ちなみには、毎年出会う学生の中でも選りすぐりの就活と一生懸命向き合った学生さんに声をかけさせてもらっています。内容そのものも含めて皆さんの自己分析の心強い味方になると思いますので、是非参考にしてください。

 

プロフィールコーナー

1.大学・学部を教えて下さい。

慶應義塾大学 文学部

2.就活スタート時の志望業界を教えてください。

商社

3.ベンチャー思考と大手志向どちらだったか教えてください。

大手志向

自分に合う会社であれば会社の規模は問わないつもりでしたが、特別ベンチャー企業を探す努力もしていなかったので大手志向だったと思います。

(会社の規模をそこまで気にしないならば、最初から大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業も大学のキャリアセンターやエージェントを使って調べてみるべきだったと思います。)

4.就活へ対する本気度を赤裸々に教えてください。

75%

自分に合い、行きたいと思う会社に内定をもらうまで就活をやめるつもりはなかったので真面目に取り組んでいたが、一方で就活に生活の全てを合わせるのも最後の学生生活の過ごし方として納得行かなかったので、大学の授業やアルバイト、友人との交流も今まで通り続けていました。

5.受けた企業数の合計を教えてください。

24社

6.就活の中で一番苦労したことを、詳細も含めて教えて下さい。

6月中旬の全落ちからの仕切り直し

志望業界を絞りすぎていたため、4.5月はほとんど他業界の面接を受けず、その状態で6月に志望業界の面接を受け、全て落ちた6月中旬から改めて就活を仕切り直すのが大変でした。

業界を変えることは諦めがついたが、次どの業界から見たらいいのかわからないし、自分が名前を知ってるような大手企業は応募を締め切っていたので中小企業を受けようと思ったが、情報が少ないのでどのように受ける企業を選べば良いのかも分からなかった。

(3月のエントリー解禁の時点で業界を絞っていたため多少はこの状況を予測、覚悟していたとはいえ精神的にも辛いので、とにかく本命を受ける前にたくさん企業を受けて面接の練習をすることをお勧めします。

7.就活の軸を、詳細も含めて教えてください。

  1. スタート:国を支えるスケールの大きな仕事ができる会社に勤める

  2. ラスト:自分の力で課題解決をすることで社会に貢献する

最初は国を支えるスケールの大きな仕事ができる会社に勤めるという軸で、総合商社や重工業メーカーを受けていました。

理由は、大学時代にボランティアサークルでネパールの支援に携わっていたことから、人々の生活を根底から支える規模の大きな仕事(exインフラなど)をして、多くの人の役に立ちたいと思っていたからです。

ですが、6月以降エージェントの方と面談を通して自己分析を続けているうちに、自分の力で課題解決をすることで社会に貢献するという軸に変わりました。

変化の理由は、自己分析を続ける中で、自分が関わるプロジェクトの規模よりも、その中で自分が与えられる影響の大きさの方が自分にとって重要であると気づき、”自分が”影響を与えられるような働き方をしたいと思ったからです。軸が変わってからはプロジェクトの規模が大きい大手企業より、ベンチャー企業を受けるようになり、それまでなかなか頂けなかった内定も企業規模問わず頂けるようになりました。

8.学業において主に注力した内容を、詳細も含めて教えて下さい。

大学生活を通して学んだ英語

大学入学以前から英語が好きで得意だったので、英語の授業は毎年必ず受けました。1.2年次は必修の他に翻訳や留学生とグループワーク、3.4年次には、英語のみの講義や、留学生と一緒に受ける授業等を取り英語に触れ続けました。翻訳で日本語と英語の違いや日本語表現の独特さも学べたり、日本国内で英語を話す環境に身を置けたのはとてもいい経験で、日本人学生からも良い刺激を受けることができたと思っています。

9.課外活動において注力した内容を、詳細も含めて教えて下さい。

1年間ボランティアサークルの代表

私が代表になったばかりのときは部員4名で、廃部寸前の状態でした。苦しい状況でしたが、当サークルの支援先であるネパールの方々の役に立ちたいという想いと、一緒に頑張ろうとしてくれている後輩の存在があったおかげで4名で活動を続け、翌年の新歓を成功させ7名の新入生を迎えてサークルを活性化できました。その結果支援のために必要なお金も全額集めることができ、支援先の方々の役に立つという一番の目的を達成することができました。

10.趣味を、詳細含めて教えてください。

英会話

大学在学中に半年間ほど英会話を習っていたことがあったので、履歴書に書いてました。とはいえ、ペラペラ話せるほどではなかったので自分から強くアピールはしませんでしたし、企業の方からも深くは聞かれませんでした。

 

 

自己分析質問コーナー

1.就活中の自己分析について、スタート・改善・完成の時期や手法を、理由も含めて教えてください。

スタートしたのは3年生の10月頃。(大学の就職相談室の就活ガイダンスを聞いてやらねばと思ったから。)
そして面接を受けていく中で改善をしました。面接官に上手く伝えられなかったところや、反応がいまいちだったところ、自分で話していておかしいと思ったところを覚えておいて面接後に修正しました。エージェントさんで面談を受ける中で確固たる自分像を掴めたので、7〜8月に完成したというのが妥当だと思います。手法としては、自分が就活でアピールしようとしてるエピソードについて必ず”それを行った理由”と”どのようにそれを行ったか”を分析して、メモしていました。

2.自己分析の一番オススメの手法を、理由も含めて、またコツ等もあれば教えてください。

一番おすすめの手法は他人に聞いてもらって、他人が興味を持つ部分を知り、説明できるようにしておくことです。あと、効率良く自己分析をするためのコツは、

  1. エピソード毎に何がモチベーションになっていたか明確にする。
    (→何で頑張る人なのかを企業は見てる場合が多いので、自分が何で頑張る人なのか明らかにしておき、説明できると良いアピールになると思うから)
  2. 一貫性を見つけること。
    (→自分の行動、性格の一貫した部分を見つけておくと自己紹介など自分を簡潔に説明する場面で使えるから)

3.自己分析を通して得られたものの中で、「最も価値が高かったもの」を理由も含めて教えてください。

自分のモチベーションになるものを知れたことです。自分をやる気にさせる方法を知ることができたのは、今後の人生でも役に立つと思うので最も価値があると思います。

4.自己分析にまつわる失敗談があれば教えてください。

1人で就活をしていたため分析が浅かったことです。最初から他人に聞いてもらいながらやっていれば、他人にとってもっと詳しくてわかりやすい分析ができたとおもいます。

5.自己分析を行う上での注意点やアドバイスがあったら教えてください。

“なんとなく”でやってきたことにも”必ず理由がある”という前提で自己分析をする。でないと、面接で深掘りされた時に答えられない。私は実際に予想していなかった質問に対して素直に答えすぎて失敗しました。素直に答えること自体は間違っていませんでしたが、面接向きの答えではなかったため自己アピールに繋げられませんでした。面接は単なるインタビューではないので、常に自己アピールにつながる回答をする意識が必要だと思いました。

6.自己流の分析方法やオリジナルの自己分析があったら教えてください。

特には無かったです。言われたことを忠実にやることに専念していました。

7.個人的に就活で最も大事だと思うものを、理由を含めて教えてください。

心の支えという意味でも、正しく就活するためにも”周囲の人”が大事だと思います。就活が長引いたり、志望企業に落ちてしまったときは想像以上に落ち込んだので、そのとき話を聞いてくれる友人や家族の存在がとても支えになりました。また、就活は自分を他人にアピールすることが求められる活動なので、他者の視点なしに就活を進めると迷宮入りする可能性があります。エージェントや大学のキャリアセンターなどを使って他人に自分がどう見えてるかを知ることも大切だと思います。

8.最後に一言、これから就活をする後輩たちへアドバイスをお願いします。

自分のそれまでの人生を初対面の面接官に簡潔に、説得力を持って話すのは想像以上に難しいことでした。本命の企業、業界を受ける前に10社ほどは面接を経験し、練習することをおすすめします。面接を重ねていくうちに、”面接官がよく聞いてくるポイント”が見えてくるので、”面接でなにを言えばいいのか”が分かってくると思います。面接はその人の”能力”(ももちろん見てると思われますが)より、その人と会社との”相性”を見ている場だと思います。(だから不採用でも今までの自分を否定しないでください)カッコいいことを話せば受かるわけではないので、ありのままの自分の考え方や経験を話して、その自分を受け入れてくれる会社に内定を頂くことを大切にすべきだと思います。

(ただ、面接をたくさん経験していないと、自分に合う会社に出逢えてもありのままの自分をわかりやすく相手に説明できなければ落ちてしまうので、場数を踏むことが本当に大切だと思います。)

最後に

先輩の皆さん、就活終わったにもかかわらず記事のご協力本当にありがとうございました。これを読んでいる就活生の方々に代わって感謝申し上げます。

さて、就活生の皆さんはこちら読み終わってみていかがでしたでしょうか?自己分析の重要性や難しさ、先輩の面白いやり方や意外な悩みについて知れたのではないでしょうか。

今後も毎年最新の先輩の記事については更新していきます。就職活動の息抜きにもなりますので、良かったら他の先輩の記事も読んでみてくださいね。それでは引き続き就活頑張ってください!

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