自己分析で周りに差をつけろ !~志望動機編~

これまで、”メガバンクのリクルーター”として、”就活アドバイザー”として多くの就活生を見て感じるのは、就活における成功と失敗の一番のポイントは「自己分析」にあるということです。

その重要性もあって、ネットで検索すれば「本当に正しい自己分析のやり方」や「間違えない自己分析」などたくさん情報が出てくるでしょう。

しかし、就活を始めるにあたってまず知って欲しいのは、どのように自己分析をすると失敗してしまうのか去諸先輩達がどのように失敗してしまったのかということ。

「周りの学生と差別化を図りたい」「志望動機がうまく考えられない」って学生さんには特に読んで欲しい内容です。

それでは、「自己分析で周りに差をつけろ!~志望動機編~」スタートです。

理想の社会人しか考えられていない

”志望動機”を考える上で最も大事なことは、「内定をゴール」にするのではなく、理想の自分を考えそこから逆算し、そのために必要な経験・キャリアという観点でアプローチを考えるということです。

例えば、、、

「誰からも信頼されるビジネスパーソンになりたい」

 ビジネスを通じて多方面の関係者と協働していくことで実現できる

 ディベロッパーのように”地元住民””ゼネコン””行政””金融機関”など多くの利害関係者を
まとめて1つの方向に舵をとる仕事の中でこそ実現できる

この考え方はもちろん、非常に重要です。
将来の理想像の考え方は、他記事でもご紹介しているので参考にして見て下さい。


<URL>
■仕事の夢がない人必見!〜自分のなりたい将来像が簡単にわかる方法とは!?〜



この自己分析の失敗:理想の自己の側面しか考えておらず、「自分のことしか頭にない学生」と思われてしまう。

ここでポイントなのが、「その観点からしか志望動機を考えられていない」ということです。

上記も重要ですが、面接でそのポイントのみを伝えすぎてしまうと、人事としては「最初はよかったけど、終始自分のことしか考えてない学生だったな」と思われてしまうケースも多分にあります。

就活の志望動機では、あらゆる角度からアプローチを考えていくことが重要です。
それでは、どのようにするべきなのか、、、

「成し遂げたいこと・社会に与えたい影響」について考える

このポイントは抜けがちですが、考えらていない就活生が多いので大きな差別化ポイントとなります。
しかし急に「成し遂げたいこと・社会に与えたい影響」について考えようとしてもほとんどの学生さんは、中々言葉が出てこないと思います。

私もそうでしたが、学生時代このようなことを考える機会なんて正直殆どないですよね。
しかし、”就職活動”はこの項目を考える絶好の機会です。
「皆さんがこれから最も多くの時間を費やす事を、社会の何に役立てたいのか」、是非これを考えてみてください。

初めは、すごく抽象的な表現でも構いません。

例えば、、、
・多くの人々がより便利に思える環境を創っていきたい
・世の中の情報格差を是正して、誰しも平等に情報を受け取れる社会にしたい
などなど。

ご自身の経験や価値観に照らし合わせて考えてみてください。
きっと、人事も唸るバランスのとれた志望動機を作り上げることができます。

最後に

行き当たりばったりの“自己分析”にならないように、先輩の失敗事例はしっかり頭に入れて、時間効率の良い就職活動をしていきましょう。
捻出できた時間で、より多くの企業の方の話を聞けるとより価値のある就職活動になると思います。


<URL>
■ 優良企業多数参加 就活イベント「ツイングチャレンジ」


 

ABOUTこの記事をかいた人

難波 春吾

大学卒業後、メガバンクへ入社。業界・企業分析に注力。その一方で、同年代のミスマッチの現状を知り、銀行員としての業界知見を活かし、数多くの就職相談にのってきた。現在は、企業の一側面しか見えない就活の現状を変えるべく、企業・学生・大学との架け橋となる存在を目指している。