【自己分析と業界研究/企業分析の順番】

就職活動において避けて通れない自己分析・業界研究+企業分析。
どちらから行えばよいのかわからないという方向けに自己分析と業界研究/企業分析の相関性から、どういった順番で行うべきかについて伝えていきます。

オススメは①自己分析→②業界分析→③企業分析

何故上記の順番なのか」に答えていく上で、就活において必要な自己分析・業界研究・企業分析とは何かについて考えていきましよう。

<自己分析>
①自分のアピールポイントを明確にして、企業にアピールできるようにする。
自分という人間について整理し、理解することを自己分析といいます。
たとえば自己分析をしていない今のあなたが突然面接試験に参加したとして、「あなたのアピールポイントは?」ときかれた場合、あなたは答えることができますか?
恐らく、準備をしていない人の多くは答えられないでしょう。
企業に自分という人間を知ってもらい、また売り込むためには、自分で自分のことをよく知っておく必要があります。

②自分に合った業界・企業を探すため「自分がどういう人間か」を知る
日本には約400万社の企業があり、全てを見て入社先を決めることは現実的には難しいです。
なので、自分に合っているであろう業界・企業の“当たりをつける”ために「自分は何にモチベートされるのか」「どういった社会人になりたいか」を考えていきます。

<業界研究>
”飲料メーカー・商社・金融”などの業界別に、業界の特徴について調べ、比較・検討を行うことを業界研究といいます。
得られるスキルや出来ることは業界で共通してることがほとんどなので自身が選考を受ける企業を業界の括りで効率的に絞り込むことができます。

<企業分析>
個別の企業ついての分析を行うこと。
個別の企業を特徴づける要素は”事業内容・社風・理念・職種・キャリアパス”など多岐に渡ります。
ただし、就活において必要な企業分析は、突き詰めると「(私にとって1番は)何故御社なのか」に答えるための理由を探すことになります。
企業の博士になるわけでないので、自分のモノサシ(軸)を持って行うことでポイントを絞って情報を集めることができます。

 

本題の「何故自己分析→業界研究→企業分析の流れで行うべきか」について

それは、自分という人間がよくわかっていない状態では、自分に合う業界、興味のある業界が絞れず、効率が悪いからです。1,2年生で時間に余裕がある場合は網羅的に見ていくことも出来ますが、就活時期にさしかかった3年生後半から全ての業界を見ていくことは難しい。ですので、自分がどんな人間で、何をすることに向いているのかについて理解していれば、全く適合しない業界について調べる必要はなくなります。効率的に、適切な業界分析・企業研究を行うためにも、自己分析を先に済ませることが一般的になっているのです。

業界研究を先にやったほうがいいケースとは

一般的な順序は、自己分析→業界研究ですが、例外的に業界研究を先にしたほうがいいケースもあります。
たとえば自己分析をしても思うように進まなくて、志望動機が漠然としてしまう人は、業界研究を先に行ったほうがよいでしょう
自分がどのような人物かがわからないために就職活動が進まないのであれば、先にいろいろな業界を見て、自分の知らなかった業界、意外な面のあった業界を知ることによって、志望動機も固まりやすくなるからです。

志望動機は、”自己分析+業界研究+企業研究”で成り立っています。
自己分析が進まないのであれば、先に業界研究を行うことで自分が見えてきて、結果的に志望動機も見つけることができるでしょう。そのため、業界研究→自己分析という順序でもNGではありません。
業界研究を先に行うことで、「どうして自分はこの業界に興味を持ったのだろう?」という視点で、自己分析につなげていくこともできます
たとえばサービス業に興味を持った場合、他者が喜んでいるところ見るのが嬉しい、「ありがとう」といわれた時の喜びが大きい、対「モノ」よりも対「人」のほうが好き、などのように、自分自身の特性を知ることができるかもしれません。

(絶対にこの業界!と決まっている方は裏技ですが、こちらの記事を参考に)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
就活において必須の「自己分析・業界分析・企業分析とは何か」「適切な順番」について見てきました。
1日でも早くスタートを切ることが大事です。オススメの順番でやってみて、どうしても思うように進まなければ、先に業界分析・企業分析をやってみましょう。
それでも「上手くいかない」「迷う部分がある」という方は、是非気軽にアドバイザーに相談してみましょう。

■オススメの順番は①自己分析②業界分析③企業分析
→最も効率的に行う事ができ、比較しながら行えるので志望理由もつくりやすい

■上記の順序で全く前に進まない場合は、業界研究・企業研究を行うこともアリ
→業界・企業について知ることで自分のやりたいことがハッキリすることもある

ABOUTこの記事をかいた人

志禮 直也

大学3年次に現地ワインバーの立ち上げに従事しながら1年間のイギリス留学を経験。メガバンクのホールセール業務・採用業務を経験。ホールセール業務を通じて知ることが出来た「名前も知らない素敵な企業」に第三者視点からスポットライトをあてるべく、採用業務を通じて感じた問題意識である「学生1人1人に最適なキャリア」を実現させるべく株式会社ツイングを設立。